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2025-02-25

公開日:2025年2月5日 | 最終更新:2026年7月16日 | 著者:KAFLIX CLOUD株式会社
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台湾人観光客が日本に来る理由のひとつが、公共交通では回りにくい地方観光地を家族や友人とレンタカーで自由に移動できることです。距離の近さと日本文化への親しみを背景に訪日客は増え続けており、受け入れる店舗側は「台湾の免許証+日本語翻訳文+パスポート」の確認と、繁体字・キャッシュレス対応をそろえておくと、台湾市場の需要を取りこぼしなく集客につなげられます。
「台湾人はなぜ日本に来るのか」「インバウンドのレンタカー需要はどれくらい伸びているのか」と気になって調べている、レンタカー店舗の運営者やスタッフの方は多いはずです。この記事では、訪日台湾人が増えている理由と彼らがレンタカーを選ぶ背景を公的データとともに整理し、人気の観光地、喜ばれるサービス、受付時に確認すべき必要書類までをまとめて解説します。読み終えるころには、自店で台湾からの旅行者を迎える準備の勘どころがつかめるはずです。
本題に入る前に、検索でよく調べられている3つの疑問に短く答えておきます。
この記事のよくある3つの疑問
台湾から日本までは飛行機で約3〜4時間と近く、直行便も豊富です。和食や温泉、四季の景観といった体験に加え、台湾国内に日本文化が広く根づいていることも大きな理由です。訪日台湾人は2023年に約420万人、2024年は約604万人と過去最高を更新しています(JNTO)。
公共交通機関では行きづらい地方の観光地へ、家族や友人と気兼ねなく移動できるからです。北海道や九州のように広い地域を効率よく回る旅では特に選ばれます。台湾でもレンタカー旅行は一般的なため、日本で借りることへの抵抗が少ない点も後押ししています。
受付では、台湾の運転免許証・その日本語翻訳文・パスポートの3点を確認します。あわせて繁体字中国語のカーナビや、PayPay・Apple Payなどのキャッシュレス決済に対応しておくと喜ばれます。詳しくは記事後半の必要書類の章で解説します。

台湾市場を取り込むには、「台湾人ドライバーが使いやすい」と感じてもらえる車種・サービス・情報発信をそろえることが要になります。求められる車種やサービスには、いくつかの共通した特徴があります。まずは、選ばれる4つのポイントを押さえておきましょう。訪日外国人に選ばれるレンタカーサービスの考え方もあわせて参考になります。
台湾人観光客に選ばれる4つのポイント
燃費に優れたハイブリッド車や、大人数・荷物に対応するワゴン車をそろえる。
繁体字対応カーナビやチャイルドシート、キャッシュレス決済を用意する。
旧正月や中秋節などの連休に合わせ、割引やキャンペーンを打ち出す。
台湾のSNSやブログ、YouTubeで観光地とレンタカー情報を届ける。
台湾の旅行者からは、ハイブリッド車とファミリー向けのワゴン車が特に選ばれています。それぞれ、どんな旅行者に向いているかを整理しました。
| 車種 | 特徴 | 向いている旅行者 |
|---|---|---|
| ハイブリッド車 | 静音性が高く燃費が良い。長距離でも燃料代を抑えられる | 環境意識の高い層、長距離ドライブを予定する人 |
| ワゴン車 | 7〜8人乗りで荷物スペースが広い。大家族でも快適 | グループ旅行、買い物や荷物の多い旅 |
台湾では環境意識の高まりからハイブリッド車への関心が強く、静かさと燃費の良さが評価されています。一方、大家族での旅行が多いこともあり、全員がゆったり座れて荷物も積めるワゴン車のニーズも根強くあります。菓子類や衣類などをたくさん買い込む旅行者も多いため、積載量の大きさは車種選びの重要な判断材料になっています。
装備の面では、繁体字中国語に対応したカーナビ、チャイルドシートのオプション、そして台湾でも普及しているキャッシュレス決済への対応が喜ばれます。旅行者が普段どおりの感覚で予約から支払いまで進められると、それだけで選ばれる理由になります。受付から決済までの言語対応をまとめて整えたい場合は、多言語対応の受付機を組み合わせる方法もあります。
情報発信では、台湾の連休を意識した打ち出しが効果的です。旧正月や中秋節といった祝日に合わせて特別割引を用意したり、台湾のSNSやブログで現地に向けた発信を強めたりすると、旅行計画のタイミングに合わせて届きやすくなります。YouTubeなどの動画で観光地やレンタカーの使い方を紹介するのも、旅先を検討中の層に響く手法です。
さらに一歩踏み込むなら、台湾人観光客向けのパッケージづくりが有効です。たとえば、連休に合わせた期間限定割引(3日以上のレンタルで割引など)、観光地の割引券や地域特産品をつけた特典、旧正月に人気の観光地をつないだモデルルート案内、地元のおすすめレストランや道の駅を紹介するローカル情報の提供など、旅の満足度を高める工夫が差別化につながります。韓国・台湾・香港・マカオ市場を狙うOTA活用の具体策も、発信先を広げるヒントになります。
台湾人観光客が日本を訪れる背景には、距離の近さと文化的な親しみやすさがあります。日本は台湾からの旅行者にとって、和食や温泉、四季折々の景観を気軽に楽しめる旅行先です。台湾から日本へのフライトは約3〜4時間で直行便も多く、アクセスの良さが旅のしやすさを支えています。

もう一つの要因が、台湾国内で日本文化が広く普及していることです。日本料理店の多さや観光ガイドブックの充実ぶりが、日本への親近感を高めています。こうした土台のうえで訪日客数は着実に伸びており、日本政府観光局(JNTO)の統計では、訪日台湾人は2023年に4,202,400人、2024年には6,044,400人と過去最高を記録しました。旅行消費額も初めて1兆円を超えています。台湾市場は、日本のインバウンドを支える大きな柱の一つといえます。
年ごとの訪日台湾人数と、レンタカー集客に関わるポイントを整理すると次のとおりです。
| 年 | 訪日台湾人数(JNTO) | レンタカー集客の着眼点 |
|---|---|---|
| 2023年 | 約420万人(4,202,400人) | コロナ後の回復局面。地方周遊の需要が戻り始める |
| 2024年 | 約604万人(6,044,400人/過去最高) | 消費額が初の1兆円超え。長期・地方志向の取り込みが鍵 |
出典:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計/JNTO 台湾市場基礎データ
訪日台湾人の旅行は、家族旅行や友人同士のグループ旅行が中心です。親子や三世代で温泉やテーマパークを楽しむ人が多く、レンタカーで地方を巡る若い世代も増えてきました。SNS映えを意識する傾向も強く、富士山や京都の嵐山、銀山温泉といった絶景スポットが人気を集めています。
桜や紅葉、雪景色など日本の四季を目当てに訪れる旅行者も少なくありません。春の目黒川の桜、秋の嵐山の紅葉、冬のさっぽろ雪まつりなどが代表例です。加えて、寿司やラーメン、たこ焼きといったご当地グルメ巡りや、ミシュラン掲載店での食事を楽しむ人も増えています。食と景観、その両方を自分たちのペースで回れる点が、車移動と相性の良い旅のかたちを生んでいます。

台湾人観光客がレンタカーを選ぶ一番の理由は、地方の観光地へアクセスしやすいことです。北海道の美瑛・富良野エリアや九州の温泉地のように、広い範囲を効率よく回りたい旅ほど車の利便性が生きてきます。公共交通機関が十分に発達していない地域でも、レンタカーなら快適に移動できます。
台湾は日本と違って右側通行ですが、道路標識や交通ルールには共通点が多く、日本でも意外とスムーズに運転できます。台湾でもレンタカーで旅行するのは珍しくないため、日本で車を借りることに抵抗の少ない人が多いのも特徴です。旅行予約サイトを運営する会社がYouTubeで日本の交通ルールの解説動画を配信している例もあり、事前に予習して安心して運転できる環境が整いつつあります。
家族や友人と過ごす時間を大切にする台湾人旅行者にとって、周囲を気にせず動けるレンタカーは相性の良い選択肢です。荷物の多い買い物やSNS映えするスポット巡りも、自分たちの都合で組み立てられます。こうした自由度の高さが、団体ツアーではなく個人手配の旅を後押ししています。

日本には魅力的な観光地が数多くありますが、台湾人観光客にとりわけ人気のエリアがいくつかあります。四季の風景を楽しめる場所、日本ならではの文化や歴史を感じられる地域、雄大な自然が広がるスポットなど、旅の目的に応じて選択肢はさまざまです。なかでも富士山、北海道の絶景、沖縄のリゾート、東北の雪景色は、多くの台湾人旅行者に親しまれています。
| エリア | 主なスポット | 車移動が向く理由 |
|---|---|---|
| 富士山エリア | 富士五湖、忍野八海 | 絶景スポットが点在し、周遊に車が便利 |
| 沖縄 | 沖縄美ら海水族館、万座毛 | 南国リゾートを海沿いに巡りやすい |
| 北海道 | 札幌、美瑛、富良野 | 広域に自然が広がり、効率よく回れる |
| 東北地方 | 蔵王の樹氷、銀山温泉、奥入瀬渓流 | 冬季の雪景色スポットが公共交通で行きにくい |
いずれのエリアも、拠点となる駅や空港から観光地までの距離があり、時間を気にせず立ち寄りたい旅行者に車移動が選ばれています。店舗としては、こうした人気エリアへのモデルルートを案内に添えると、予約時の後押しになります。

台湾人旅行者に選ばれるには、求められる車種とサービスを押さえておくことが近道です。人気の車種と喜ばれるサービスには、次のような傾向があります。
台湾でも環境意識が高まっており、静音性と燃費のよいハイブリッド車が好まれます。長距離移動でも燃料代を抑えられるため、地方をたっぷり回る旅程の旅行者に向いています。一方、大家族での旅行が多い台湾では、7〜8人乗りのワゴン車も人気です。お菓子や衣類などをまとめ買いする人も多く、荷物をたっぷり積めるかどうかも重視されます。
繁体字中国語対応のカーナビ、チャイルドシートのオプション、そしてPayPayやApple Payといったキャッシュレス決済への対応は、いずれも予約の決め手になりやすいポイントです。集客面では、台湾の祝日に合わせた発信が効果的です。台湾の旧正月や中秋節などの連休に向けた割引や、現地で普及しているSNS・動画サイトを使った情報発信が、認知の入り口になります。
台湾人観光客を取り込む3つの施策
旧正月や中秋節などの台湾の連休に合わせ、期間限定の割引を用意します(例:3日以上のレンタルで10%オフ)。
観光地の割引券や地域の特産品をプレゼントし、人気エリアのモデルルート(例:富士山+箱根、九州温泉巡り)を添えます。
台湾で普及するSNSやYouTubeで、観光地とレンタカー利用の情報を発信し、ローカルなおすすめ情報も届けます。
台湾市場のOTA活用や中華圏4市場の攻め方をあわせて整理したい場合は、韓国・台湾・香港・マカオ市場を狙う!レンタカー事業者向けOTA活用の具体策や、訪日外国人に選ばれるレンタカーサービスの記事も参考になります。

日本でのドライブ旅行は便利で魅力的ですが、台湾とは異なる利用条件を知らないと、現地で運転できないというトラブルにつながります。ここでは、台湾人観光客がスムーズにレンタカーを利用できるよう、事前に押さえておきたい書類とトラブルを防ぐ対策を解説します。
台湾人が日本でレンタカーを運転するには、自国で発行した運転免許証だけでは足りません。台湾・スイス・ドイツ・フランス・ベルギー・モナコで発行された免許証を持つ人は、指定機関が発行した日本語の翻訳文を携帯することで、日本の法令に基づき国内で運転できます(警察庁)。受付で確認すべき書類は次の3点です。
台湾人が日本で運転するために必要なもの
有効期限内の、台湾で発行された運転免許証の原本。
自己翻訳は不可。JAF(日本自動車連盟)や大使館などの公的機関が発行したものが必要です。
上陸日からの経過を確認する目的で提示を求められる場合があります。運転中の携帯が重要です。
翻訳文を作成できるのは、免許を発行した国の政府機関や在日大使館・領事館、日本の国家公安委員会が認めた団体(台湾の免許証なら台湾日本関係協会など)、そしてJAF(日本自動車連盟)のように翻訳を正確に作成できると認められた法人に限られます。個人の翻訳家や外国の法定翻訳家が作成した書類は認められないため、受付時に発行元を確認しておくと安心です。
正式な機関で翻訳された免許証の翻訳文を用いて運転できる期間は、日本に上陸した日から1年間です(出国後に再入国した場合は、再入国日から1年間)。上陸日から1年が過ぎると、翻訳文を携帯していても日本国内での運転は認められません。上陸日を確認するため、運転中にパスポートの提示を求められることがあるので、レンタカーを借りる台湾人ドライバーには携帯を促しておきましょう。
受付でのすれ違いを防ぐには、書類確認の流れを決めておくのが有効です。次のステップで進めると、貸渡しの可否を早い段階で判断できます。
台湾人ドライバー受付の確認ステップ
予約サイトやガイドに、必要書類をイラスト付きで分かりやすく掲載しておきます。
免許証・日本語翻訳文・パスポートの3点と、翻訳文の発行元をチェックします。
パスポートで上陸日を確認し、1年を超えていないかをチェックします。
不備があれば利用をお断りする旨を明確に伝え、条件を満たせば貸渡しに進みます。
外国人ドライバー全般の受け入れ手順を確認したい場合は、【インバウンド対応】レンタカーにおける外国人ドライバー受け入れのポイントもあわせてご覧ください。書類確認や多言語対応の負担を減らしたい店舗では、免許証の読み取りから貸渡しまでを自動化する多言語対応の受付機を組み合わせる方法もあります。
距離の近さと文化的な親しみが大きな理由です。台湾から日本までは飛行機で約3〜4時間と近く直行便も多いうえ、和食・温泉・四季の景観といった体験が人気を集めています。台湾国内で日本文化が広く普及していることも、訪日客が増え続ける背景にあります。
訪日台湾人自体が増えており、地方周遊の需要とともにレンタカー利用も広がっています。JNTOの統計では訪日台湾人は2023年に約420万人、2024年には約604万人と過去最高を記録しました。公共交通で回りにくい地域を効率よく巡る旅ほど、車移動が選ばれます。
免許証だけでは運転できません。台湾の運転免許証に加え、指定機関が発行した日本語の翻訳文と、パスポートの携帯が求められます。この3点がそろって、はじめて日本の法令に基づき運転できます。
JAF(日本自動車連盟)や在日大使館・領事館、国家公安委員会が認めた団体(台湾の免許証なら台湾日本関係協会など)で発行できます。個人の翻訳家や外国の法定翻訳家が作成した書類は認められないため、発行元の確認が欠かせません。
日本に上陸した日から1年間です。出国後に再入国した場合は、再入国日から1年間となります。1年を過ぎると翻訳文を携帯していても運転は認められないため、受付では上陸日の確認も大切です。
燃費のよいハイブリッド車や、大人数・大荷物に対応できるワゴン車が人気です。サービス面では、繁体字中国語のカーナビ、チャイルドシート、PayPayやApple Payといったキャッシュレス決済への対応が支持されています。

台湾人観光客は、日本でのレンタカー利用に高い関心を持っています。地方観光の利便性や、家族・友人とのプライベートな移動が選ばれる理由です。訪日台湾人は2024年に過去最高を更新し、市場の存在感は増しています。この需要を取り込むには、人気の車種やサービス、台湾の連休に合わせた発信を用意しつつ、受付での必要書類の確認をていねいに整えることが欠かせません。この記事を手がかりに、台湾からの旅行者が安心して車を借りられる環境を整え、集客につなげていきましょう。
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