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2025-02-13

公開日:2025年2月13日 | 最終更新:2026年7月16日 | 著者:KAFLIX CLOUD株式会社
<関連記事>OTAの仕組みや種類から整理したい方はこちら:OTAとは?レンタカー事業者が知っておきたい集客と販路拡大の基礎知識
訪日インバウンドでレンタカー需要が伸びているのは、韓国・台湾・香港・マカオの東アジア4市場です。いずれも自由旅行(FIT)志向が強く、地方まで足を伸ばす移動手段としてレンタカーが選ばれています。市場ごとに使われるOTA(オンライン旅行代理店)と旅行スタイルが異なるため、掲載先の使い分けと多言語・決済・レビュー運用を整えることが集客の近道になります。
「インバウンドでレンタカー需要が高いのはどの国か」「マカオや香港の旅行者にどう売り込めばいいのか」「そもそもレンタカーのOTAはどう活用するのか」——こうした疑問を持つ店舗運営者に向けて、この記事では東アジア4市場(韓国・台湾・香港・マカオ)の旅行者像と、市場別のOTA活用策を整理します。訪日データの裏づけと具体的なプラン例を交えて解説するので、読み終えるころには自店がどの市場から手をつけるべきかを判断できるようになります。
本題に入る前に、検索でよく調べられている3つの疑問へ短く答えておきます。
この記事のよくある3つの疑問
訪日客の柱である韓国・台湾・香港・マカオの東アジア4市場です。日本政府観光局(JNTO)によると2025年の訪日外客数は約4,268万人と過去最高を更新し、韓国・台湾・香港はいずれも年間100万人を超える主要市場です。地方観光地を巡るドライブ需要が、この4市場で共通して高まっています。
香港・マカオの旅行者は短期間で効率よく回る自由旅行を好み、富裕層が多いため高級車やプレミアムなサービスへの需要が高いのが特徴です。香港発のOTA「Klook」などを通じて高級車プランや家族向けプランを打ち出すと、幅広い層に届きます。
OTAは多国籍な旅行者にリーチできるプラットフォームで、自社サイトだけでは届きにくい海外客の予約を取り込めます。掲載先での高評価レビューは検索順位の向上にもつながり、集客と競合との差別化を同時に進められます。市場ごとに使われるOTAを選ぶことが成果を分けます。
結論から言えば、訪日客が過去最高を更新しており、その中心にいる東アジアの旅行者が団体からFIT(個人旅行)へと移っているためです。自分で旅程を組む旅行者が増えるほど、地方まで自由に動けるレンタカーの出番が増えます。

日本政府観光局(JNTO)の統計によると、2025年の訪日外客数は42,683,600人に達し、前年から15.8%増えて年間過去最高を更新しました。韓国・台湾・香港はいずれも年間100万人を超え、20市場が年間累計で過去最高を記録した中にも名を連ねています。円安を背景に日本が旅先として選ばれやすくなったことも、この流れを後押ししています。
近年は団体旅行から個人旅行(FIT/各自が旅程を自由に組む旅行スタイル)へのシフトが目立ちます。この変化は観光地の選び方や過ごし方を大きく変え、地方観光地や体験型観光への需要を押し上げてきました。旅行者は地域特有の文化や自然、伝統に触れることを目的に訪問先を選ぶ傾向を強めており、自由なスケジュールで動けるOTAとレンタカーの組み合わせが、その受け皿になっています。訪日客全体の集客の考え方は、訪日外国人に選ばれるレンタカーサービスとは?もあわせてご覧ください。
4市場は「地方でドライブを楽しむ」という点で共通しつつ、旅の目的とニーズは市場ごとに色が違います。まず全体像を一覧で押さえておきましょう。
| 市場 | 旅行者の特徴・求めるもの | 相性のよい提案 |
|---|---|---|
| 韓国 | 四季の自然や温泉でのリラックス志向。紅葉スポットや冬のスキー、映画・ドラマのロケ地巡りが人気で、地方観光地へのアクセス手段としてレンタカー需要が高い。 | 季節特化型プラン(春の桜・秋の紅葉)、韓国語対応の予約・運転ガイド |
| 台湾 | 家族旅行が主流。子どもが楽しめるアクティビティが充実した観光地を好み、テーマパークや動物園、農業体験・フルーツ狩りなど体験型プランに関心が高い。 | ミニバン・SUV、チャイルドシート無料、施設割引チケット付きパッケージ |
| 香港・マカオ | 富裕層が多く、高級宿泊施設や隠れ家リゾートを拠点にプレミアムな体験を求める。短期間で効率よく回る自由旅行を好むリピーター層が厚い。 | 高級車レンタル、カスタマイズ可能なプレミアムツアー、美食・伝統文化体験 |
韓国の旅行者は、四季折々の自然や温泉でのリラックスを求める傾向があり、秋の紅葉スポットや冬のスキーが人気です。映画やドラマのロケ地巡りが注目される中で、地方観光地へのアクセスを支えるレンタカーの需要も高まっています。台湾は家族旅行が中心で、テーマパークや動物園、フルーツ狩りなど自然と触れ合える体験型プランに関心が集まります。香港・マカオは高級宿泊施設や地方の隠れ家リゾートを拠点に、美食ツアーや茶道体験といったカスタマイズ可能なプレミアム体験を好む層が目立ちます。

OTAは、多国籍な顧客層へアプローチするための重要なプラットフォームです。日本国内の観光事業者が世界中の旅行者にリーチしやすくなり、とりわけ東アジア市場に焦点を当てたサービス展開がしやすくなります。海外集客の全体設計は、海外観光客にアプローチするレンタカー販売術も参考になります。
信頼性を可視化するレビュー機能は、旅行者の購買行動に大きく影響します。「迅速な対応」「親切なサポート」といった高評価を積み重ねると、予約数の増加が見込めます。高評価のレビューはOTAプラットフォーム内での検索順位を押し上げ、さらなる集客にもつながっていきます。
OTAを活用すれば、特別な料金プランや柔軟な予約システムを提供し、他社との差別化を図れます。韓国・台湾市場はリピーター率が高く、訪日回数を重ねるほど「モノ消費」から「コト消費」へと関心が移る傾向があります。割引プランや早期予約キャンペーンに、地域の文化や体験型アクティビティを組み合わせたプランが集客に効きます。香港・マカオ市場では高級志向の旅行者に加え、自由旅行を好むリピーター層が厚いとされ、高級車レンタルやカスタマイズ可能なプレミアムツアー、食や伝統文化を体験できるユニークなプランが関心を引きやすいと考えられます。

韓国人旅行者は、ショッピングやグルメだけでなく、地方観光地でのドライブ旅行にも高い関心を示します。温泉地や桜の名所など季節ごとの観光資源が人気で、韓国ではOTAプラットフォームやモバイルアプリが普及し、旅行計画の重要なツールになっています。まず取り組みたい施策を整理します。
プラン例としては、福岡を起点に由布院・別府を巡り無料Wi-Fiや温泉割引クーポンを付けた「九州温泉地巡りプラン」、香川や愛媛から瀬戸内海の絶景を楽しむ「四国一周ドライブプラン」などが考えられます。
<参考記事>
韓国OTAサイト5選【2026年版】訪日韓国人集客の最新ランキング
韓国市場に強い!レンタカーOTA「JEJUPASS」とは?
CARMOREとは?韓国最大級のレンタカーOTAの特徴と導入メリット

台湾の旅行者は自由旅行や地方観光地へのドライブを好み、OTAプラットフォームを積極的に使います。特に北海道や沖縄でレンタカー需要が伸びており、台湾市場に特化した戦略が鍵になります。
プラン例としては、札幌から富良野・美瑛を巡りチャイルドシートを無料提供する「北海道ファミリードライブプラン」、那覇空港を拠点に美ら海水族館や古宇利島を巡りWi-Fiルーター付きの「沖縄ビーチリゾートプラン」などが挙げられます。
<参考記事>
訪日台湾人観光客が使うレンタカーOTAサイト5選!
台湾発レンタカーOTA「gogoout」とは?基本概要と3つの特徴
日本でのドライブ旅行が人気!台湾人観光客のレンタカートレンド

香港やマカオの旅行者は、短期間で効率よく旅を楽しむ傾向が強く、自由度の高いレンタカー旅行を好む層が増えています。富裕層が多く、高級車レンタルやプレミアムなサービスへの需要が高いのも特徴です。「マカオ レンタカー」で情報を探す層に届くよう、次の施策を組み合わせます。
プラン例としては、富士山五合目や箱根の温泉地へのアクセスを含み短期間で主要観光地を巡る「東京-富士山-箱根ルート」、高級リゾートホテルと提携し空港からの送迎を兼ねた「沖縄高級リゾートプラン」などが考えられます。
<参考記事>
香港のレンタカー市場にアプローチ!主要OTA5選をご紹介
Klookとは?香港・台湾集客に強いレンタカーOTAの特徴

市場ごとの掲載先を決めたら、次はどの市場にも共通して効く運用の土台を整えます。多言語対応・オプションの柔軟性・決済手段の多様化・レビュー活用の4点を押さえると、利用者の満足度が上がり、継続的な売上拡大につながります。
OTAを活かす4つの運用施策
車載ナビや運転マニュアル、FAQを主要言語(韓国語・英語・日本語など)で整備。予約時だけでなく旅行中の安心感を支えます。
台湾のファミリー層にはチャイルドシート無料や施設割引付きパッケージ、香港の長期滞在者には4WD・スタッドレス付き長期プランなど、層に合わせて調整します。
各地域で使い慣れたキャッシュレス決済に対応し、予約時・利用時のストレスを軽減。特定決済での割引やポイント還元は新規獲得にも効きます。
迅速なフォローアップと旅行後アンケートで評価を集め、高評価を促す小さな特典を用意。ポジティブなレビューはSNSや公式サイトでも共有します。
旅行者が安心して使える環境づくりには、多言語対応が欠かせません。主要言語に対応した車載ナビを提供すれば、初めて訪れる土地でも迷わず目的地に着けます。運転マニュアルやFAQを多言語で用意し、地方観光地の地元情報や駐車場案内をナビに組み込むと、旅行中の利便性がさらに高まります。カスタマーサポートでは、LINEやWeChatなど旅行者が慣れ親しんだチャットアプリでの問い合わせ受付や、電話・AIチャットボットの活用が有効です。急なトラブルや道案内にスムーズに対応できる体制は、信頼感を生み、リピーター獲得にもつながります。
受付から決済までを多言語で自動化する手立ては、多言語セルフチェックイン機でインバウンド対応を強化もあわせてご覧ください。
各地域で人気の決済手段に対応しておくと、予約時や利用時のストレスを減らせます。市場ごとに主流の決済は次の通りです。
| 市場 | 対応したい主なキャッシュレス決済 |
|---|---|
| 韓国 | Kakao Pay、NAVER Pay |
| 台湾 | JKOPay など |
| 香港・マカオ | Alipay、WeChat Pay |
キャッシュレス決済を入り口にした割引やポイント還元は、新規顧客の獲得にもつながります。受付のキャッシュレス化を無人で完結させる方法は、レンタカー受付をキャッシュレス化で詳しく解説しています。

レンタカー市場では国内外の事業者による競争が年々激しくなっています。差別化を図るには、地域ごとの特性や旅行者のニーズを的確に捉えた新しいサービスと付加価値の提案が欠かせません。四国の「うどん巡りドライブプラン」や九州の「温泉巡りプラン」のように、地域特有の体験を提供する観光プランは他社との違いを生みます。事前アンケートや予約時の情報をもとに、家族向けプランやカップル向け高級車プランなど、ターゲットに合わせたパーソナライズも有効です。地元ガイドブックやおすすめレストラン情報、無料Wi-Fiや車内エンターテインメントなど、旅行者が喜ぶ特典を加えると満足度が高まります。
環境意識の高まりを受け、観光業でも持続可能性が重視されています。環境対応型車両(EV)の導入は、エコツーリズムを求める旅行者のニーズに応える手立てです。EVは環境に配慮した企業イメージの向上につながり、ガソリン車に比べて長期的な運営コストを抑えやすく、環境意識の高い旅行者に選ばれる可能性も広がります。北海道の国立公園エリアでのEV専用ドライブプランや、環境保全活動を組み込んだゼロカーボンドライブとの連携も、持続可能な観光プランの一例です。

国内旅行者と外国人旅行者では、求めるものが大きく異なります。外国人旅行者に特有のニーズを正確に把握し、それに応じてカスタマイズしたサービスを提供することが重要です。主なポイントは次の3つです。
市場ごとの掲載先と運用の土台がそろったら、あとは動かしながら整えていく段階です。最初から全市場を同じ熱量で追う必要はありません。小さく試し、データで手応えを確かめ、効く市場とOTAに絞り込む——この順番で進めると、限られた人員でも無理なく販路を広げられます。
OTA集客を軌道に乗せる3ステップ
地域特性を踏まえた小さなプロモーションを一つの市場から始め、反応を測ります。手応えのあった企画を起点に規模を広げます。
OTAから得られる予約データで、ターゲット層の旅行パターンやニーズを読み取り、プランと訴求の精度を上げていきます。
韓国はJEJUPASSやCarMore、台湾はKKday、香港はKlookなど、市場ごとに強いOTAの特性を活かし、成果の出た組み合わせへ投資を寄せます。
東アジア市場の旅行者は、これからの訪日観光を支える中心的な存在です。OTAの活用は単なる集客手段にとどまらず、旅行者の満足度向上やリピーター獲得にも直結します。地域特化型プランや環境対応といった、持続可能性を見据えた視点を組み込めるかどうかが、競争のなかで選ばれ続けるための分かれ目になります。海外OTAを横断で比較したい場合は、OTAとは?レンタカー事業者が知っておきたい集客と販路拡大の基礎知識もあわせてご覧ください。
OTA(オンライン旅行代理店)は、旅行者がオンラインで予約できるプラットフォームで、レンタカー事業者にとっては海外客と出会う販路です。自社サイトだけでは届きにくい多国籍の旅行者にリーチでき、掲載先での高評価レビューは検索順位の向上にもつながります。基礎から整理したい方は、OTAの基礎知識をご覧ください。
短期間で効率よく回れる自由度の高いプランと、富裕層に向けた高級車・プレミアムサービスが向いています。香港・マカオの旅行者はリピーター層が厚く、香港発のOTA「Klook」を通じて高級車プランや家族向けプランを打ち出すと、幅広い層に届きます。詳しくは香港のレンタカー市場に強い主要OTA5選を参考にしてください。
訪日客が過去最高を更新し、その中心の東アジアで個人旅行(FIT)が広がっているため、地方まで自由に動けるレンタカーの需要は底堅く推移しています。JNTOによると2025年の訪日外客数は約4,268万人で年間過去最高を更新しました。旅程を自分で組む旅行者が増えるほど、OTAとレンタカーの組み合わせが選ばれやすくなります。
自店の立地や車種構成と相性のよい市場から始めるのが現実的です。季節観光地に近ければ韓国の四季・温泉需要、ファミリー向け車種がそろえば台湾の家族旅行、高級車を扱えるなら香港・マカオのプレミアム需要が狙いやすくなります。まず一つの市場で小さく試し、反応を見てから広げると失敗を抑えられます。
掲載そのものより、掲載後の運用基盤づくりが成果を左右します。多言語の予約・案内、地域ごとのキャッシュレス決済、レビューへの返信体制の3点を整えたうえで、狙う市場のOTAに掲載するのが基本の流れです。受付から決済までを無人・多言語で自動化したい場合は、多言語セルフチェックイン機の活用も検討材料になります。
訪日インバウンドでレンタカー需要が伸びているのは、韓国・台湾・香港・マカオの東アジア4市場です。いずれも自由旅行(FIT)志向が強い一方で、韓国は四季と温泉、台湾は家族旅行、香港・マカオはプレミアム体験と、求めるものは市場ごとに違います。だからこそ、各市場で使われるOTAを選んで掲載し、多言語・決済・レビューの運用を整えることが集客の土台になります。まずは自店と相性のよい一市場から小さく試し、データを見ながら効く組み合わせへ絞り込んでいく——この進め方が、競争のなかで着実に成果を積み上げる近道です。
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