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2026-05-15

公開日:2026年5月15日 | 最終更新:2026年7月16日 | 著者:KAFLIX CLOUD株式会社
<関連記事>受付に必要な設備から整理したい方はこちら:マイナ免許証開始!レンタカー受付に必要な設備とは?
マイナ免許証は免許情報をICチップに格納するため、レンタカー受付では従来のような表面の目視で確認できません。受付では利用者が警察庁公式アプリで読み取り・暗証番号を入力し、その画面をスタッフが確認します。暗証番号忘れや手続きの長時間化が現場の課題となっており、事業者は受付フローの整備を早めに進めておくのが得策です。
「マイナ免許証を持ったお客様が来店したら、受付でどう確認すればいいのか」。2025年3月にマイナ免許証の運用が始まって以来、こうした声がレンタカーの現場から届くようになりました。従来の運転免許証なら表面を一目見れば済んでいた本人確認が、マイナ免許証では手順そのものから変わります。しかも切り替えは利用者の任意なので、対応が必要になる時期を店舗側で選ぶことはできません。この記事では、マイナ免許証の確認方法、各社の対応状況、現場で報告されている課題、そして受付担当者が今から準備しておくべきことを、警察庁など公的な情報をもとに整理します。
読み終えるころには、自店の受付フローに何が足りないかを具体的に点検できるはずです。
本題に入る前に、検索でよく調べられている3つの疑問に短く答えておきます。
この記事のよくある3つの疑問
利用者が自分のスマートフォンで警察庁公式の「マイナ免許証読み取りアプリ」を起動し、マイナンバーカードをかざして4桁の暗証番号を入力します。免許情報が画面に表示されたら、スタッフはその画面を目視で確認します。カードをスタッフが直接操作するのではなく、利用者自身が操作するのが基本の運用です。
大手では対応が進んでいます。ニッポンレンタカーは2025年3月26日、オリックスレンタカーは2025年4月11日から受付を開始しました。いずれも利用者のスマートフォンと公式アプリを使い、スタッフが画面を目視する方式です。一方で、小規模・格安の店舗では対応が遅れている例もあり、対応状況は各社の公式サイトで確認するのが確実です。
対応店舗であれば借りられます。ただし暗証番号を忘れると免許情報を読み出せず、その場で本人確認ができません。未対応の店舗も残っているため、移行期間中はマイナ免許証のみの持参は避け、従来の運転免許証もあわせて携帯しておくと安心です。
まず押さえておきたいのは、マイナ免許証が「マイナンバーカードのICチップに運転免許証の情報を格納した身分証」だという点です。表面を見ても免許情報は読み取れず、確認にはICチップへのアクセスが欠かせません。ここが従来の免許証との決定的な違いです。

マイナ免許証は、2022年の道路交通法改正を法的根拠として、2025年3月24日に全国で運用が始まりました。切り替えは強制ではありません。利用者は「マイナ免許証のみ」「マイナ免許証と従来の運転免許証の両方」「従来の運転免許証のみ」という3つの持ち方から選べます。移行期間中は従来の運転免許証も引き続き有効なので、店舗の受付には両方のパターンが混在することになります。マイナ免許証を選んだ人ならではの注意点は、マイナ免許証の5つのデメリットとは?レンタカーで使う際の注意点も解説でも詳しく取り上げています。
出典:警察庁「マイナンバーカードと運転免許証の一体化」
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/r4kaisei_main.html
マイナ免許証の保有者は、まだ運転免許保有者全体(8,000万人規模)から見れば少数派です。警察庁は運転免許統計でマイナ免許証の保有者数を公表しており、その数は着実に伸びています。政府はマイナンバーカードへの各種証明書の一体化を段階的に進めており、健康保険証はすでに2024年12月2日に新規発行を停止し、マイナ保険証を基本とする仕組みへ移行しました。免許証も同じ流れの延長線上にあります。
ここで見落としたくないのは、対応のタイミングを店舗側で選べないことです。マイナ免許証を持ったお客様は、店舗の準備が整っているかどうかに関係なく来店します。受付フローを後回しにしたまま利用者が増えれば、繁忙期の店頭でいきなり混乱が起きかねません。少数派の今こそ、慌てずに手順を固めておける時期だと言えます。
出典(保有者数):警察庁「運転免許統計」npa.go.jp
出典(健康保険証):厚生労働省「マイナンバーカードの健康保険証利用(マイナ保険証)について」mhlw.go.jp
確認に使うのは、警察庁が公式に提供する「マイナ免許証読み取りアプリ」です。利用者がスマートフォンにインストールし、マイナンバーカードをかざして4桁の暗証番号を入力すると、免許情報が画面に表示されます。スタッフはその画面を目視で確認する、という流れが各社の共通ルールになっています。

ICチップ内の情報は、スマートフォンのNFC機能で読み取ります。PCで確認する場合は外部ICカードリーダーが別途必要です。どちらの方法でも、スタッフが直接カードを操作するのではなく、利用者自身がアプリを操作するのが基本の運用です。この「利用者が主役」という点が、受付の設計を考えるうえで最初のポイントになります。カードリーダーを内蔵した受付機を使う考え方は、マイナ免許証対応で迷わない|NFCカードリーダー内蔵の受付機で整理しています。
出典:警察庁「マイナ免許証読み取りアプリ 専用サイト」myna-menkyo-app.npa.go.jp
出典:Impress Watch「『マイナ免許証読み取りアプリ』公開」(2025年3月14日掲載)watch.impress.co.jp
大手2社の対応は、開始時期こそ違うものの、確認方式は共通しています。いずれも利用者のスマートフォンと公式アプリを使い、スタッフが画面を目視します。スクリーンショットや保存済み画像での提示は認められていません。
| 会社 | 対応開始 | 確認方式 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ニッポンレンタカー | 2025年3月26日 | 利用者のスマートフォン+警察庁公式アプリ。画面をスタッフが目視確認 | スクリーンショット不可 |
| オリックスレンタカー | 2025年4月11日 | 利用者のスマートフォン+警察庁公式アプリ。画面をスタッフが目視確認 | スクリーンショット不可。「従来より手続き時間を要する場合あり」と公式案内 |
出典:ニッポンレンタカー 公式お知らせ / オリックスレンタカー 公式お知らせ(2025年4月11日)
現場から見ると、確認のやり方は大きく2通りに分かれます。どちらを選ぶかで、スタッフの負担も繁忙期の安定性も変わってきます。
スマートフォン依存型は、利用者が自分のスマートフォンにアプリをインストールし、カードをかざして暗証番号を入力する方式です。スタッフはその画面を目視で確認します。手軽に始められる一方、利用者がアプリを持っていなかったり暗証番号を忘れたりすると、その場での対応がスタッフに集中します。
キオスク端末型は、外部ICカードリーダーと接続したキオスク端末で受付を進める方式です。受付フロー全体をキオスクが案内するため、スタッフが都度対応する場面を減らせます。無人化や省人化まで見据えるなら、こちらの考え方が軸になります。チェックイン機を使った運用イメージは、マイナ免許証にも対応!レンタカー用チェックイン機で出発をスムーズにもあわせてご覧ください。
新しい確認方法が始まったことで、実際の店頭ではいくつかのつまずきが報告されています。代表的なのは次の3つです。
確認には4桁の暗証番号が要ります。忘れるとICチップの情報を読み出せず、本人確認ができません。3回連続で誤入力するとロックがかかります。
表面を一目見れば済んでいた確認に、アプリ起動・カード読み取り・暗証番号入力という手順が加わります。ピーク時に重なると受付の滞りに直結します。
受付に対応していない事業者も残っています。特に小規模・格安店では対応が遅れがちで、マイナ免許証のみを持参して断られる事例が出ています。
マイナ免許証の確認は、利用者が4桁の暗証番号を入力できて初めて成立します。この番号を忘れるとICチップ内の免許情報を読み出せず、マイナ免許証での本人確認はできません。利用者証明用暗証番号(4桁)を3回連続で誤入力するとロックがかかる点にも注意が必要です。従来の運転免許証を持参していなければ、その場では貸渡ができない事態になります。受付での本人確認そのものを効率化する視点は、レンタカー貸渡時の本人確認を効率化する方法でも扱っています。
出典:デジタル庁 マイナンバーカードの利用者証明用暗証番号 / オリックスレンタカー 公式お知らせ(2025年4月11日)
従来の運転免許証なら、表面を一目見るだけで確認は終わっていました。マイナ免許証では、アプリの起動・カードのかざし・暗証番号入力という手順が加わります。オリックスレンタカーも「従来の運転免許証に比べて、免許証情報の確認やお手続きに時間を要する場合がございます」と公式に案内しています。1件あたりの数十秒の差でも、ピーク時に利用者が重なれば受付の滞りにつながります。
出典:オリックスレンタカー 公式お知らせ(2025年4月11日)
マイナ免許証の受付に対応していないレンタカー事業者もまだ存在します。特に小規模・格安レンタカーでは対応が遅れているケースがあり、利用者がマイナ免許証のみを持参して貸渡を断られる事例が報告されています。自店が対応済みかどうかを店頭やサイトで明示しておくことも、こうしたトラブルを避けるうえで有効です。移行期間中は「マイナ免許証のみの持参」を避け、従来の運転免許証もあわせて携帯するよう案内することが推奨されています。
なお、各レンタカー事業者は貸渡約款や受付運用に、マイナ免許証(道路交通法第95条の2に基づく免許情報記録個人番号カード)への対応を順次反映しています。具体的な確認方法は各社の公式サイトで確認するのが確実です。
課題が見えたら、次は自店の受付をどう整えるかです。ここでは、すぐに着手できる4つの準備を順に紹介します。

最初の一歩は、マイナ免許証の確認手順を文書にして、スタッフ全員が同じ対応を取れるようにすることです。アプリの起動から画面確認までの流れはもちろん、暗証番号を忘れた利用者への対応(従来の運転免許証への切り替え案内など)も、あらかじめ手順に落とし込んでおきましょう。誰が受付に立っても品質が揺れない状態をつくることが目的です。
当社KAFLIX CLOUDのキオスク端末(受付機)は、マイナ免許証の確認を含む受付フローをキオスク側で処理できます。外部ICカードリーダーを接続することで、利用者がキオスクの画面案内に沿って操作を進める仕組みです。スマートフォン依存型と比べると、案内やトラブル対応をスタッフが抱え込みにくくなります。両方式を並べると違いは次のとおりです。
| 比較項目 | スマートフォン依存型 | キオスク端末型(KAFLIX CLOUD) |
|---|---|---|
| 受付フローの案内 | スタッフが都度案内 | キオスク画面が一貫して案内 |
| ICカード読み取り | 利用者のスマホ内蔵NFC | 外部ICカードリーダーをキオスクに接続 |
| スタッフの関与 | 画面目視・説明・トラブル対応 | 最小限(エラー時のみ) |
| 繁忙期の安定性 | スタッフ対応がボトルネックになりやすい | キオスクが並行処理でき安定しやすい |
ひとつ補足しておくと、当社のキオスク端末はICカードリーダーを内蔵していません。外部接続タイプのICカードリーダーと組み合わせて対応します。導入時の構成は店舗ごとに異なるため、個別にご相談ください。予約管理まで含めた仕組みはREbornで確認できます。
予約完了メールや来店前の案内に、マイナ免許証の利用者向けの確認事項を添えておくと、受付でのトラブルを前もって減らせます。次の文面はそのまま使えます。
受付スタッフが新しいフローに迷わないよう、研修では次の項目を実機で確かめておきましょう。頭で理解するだけでなく、一度でも手を動かしておくと、当日の落ち着きがまるで違います。
受付の省人化そのものを検討している場合は、セルフチェックイン機運用ガイドもあわせて読むと、マニュアル化と機械化の使い分けが整理しやすくなります。
利用者のスマートフォンと、警察庁公式の「マイナ免許証読み取りアプリ」が必要です。利用者がアプリを起動してカードをかざし、4桁の暗証番号を入力すると免許情報が画面に表示されます。スタッフはその画面を確認します。スクリーンショットや保存済み画像での提示は、各社とも認めていません。
出典:警察庁 マイナ免許証読み取りアプリ専用サイト
暗証番号が分からない場合はICチップ内の情報を読み出せないため、マイナ免許証での本人確認はできません。従来の運転免許証を持参していれば、通常どおり貸渡できます。移行期間中は、予約確認メールなどで「従来の運転免許証もあわせて持参するよう」案内しておくのがおすすめです。
出典:オリックスレンタカー 公式お知らせ(2025年4月11日)
切り替えは強制ではなく、利用者の任意です。事業者側から切り替えを促す立場にはありません。ただし、マイナ免許証の利用者が今後増えることを見込んで、受付側の対応体制を整えておくことが大切です。
出典:警察庁 マイナンバーカードと運転免許証の一体化
警察庁公式アプリを使う場合、アプリのインストールと暗証番号の入力には利用者のデバイスが必要です。外部ICカードリーダーはPCなどに接続してICチップを読み取るための機器であり、利用するシステムの構成によって役割が変わります。導入構成の詳しい内容は、個別にご相談ください。
2025年3月24日に全国で運用が始まりました。2022年の道路交通法改正が法的な根拠です。切り替えは任意で、従来の運転免許証も移行期間中は引き続き有効です。そのため受付には両方のパターンが混在します。
出典:警察庁 マイナンバーカードと運転免許証の一体化
マイナ免許証は2025年3月24日に全国で運用が始まり、確認には警察庁公式アプリと利用者による暗証番号入力が欠かせません。スタッフは表示画面を目視で確認し、スクリーンショットや保存済み画像は各社とも認めていません。現場では、暗証番号忘れによる貸渡不可、手続き時間の増加、未対応店での受付拒否といった課題が報告されています。
切り替えは任意ですが、保有者は着実に増えており(警察庁の運転免許統計で保有者数を公表)、政府方針を踏まえれば受付フローの整備は早めに進めておくのが得策です。まずは手順のマニュアル化から始め、必要に応じてキオスク端末による標準化を検討する。この順番で進めれば、利用者が増えたときも慌てずに済みます。当社ではキオスク端末の導入相談と設備選定ガイドの無料配布を行っていますので、自店の受付に何が必要かを具体的に見極めるところから、お気軽にご相談ください。
弊社について
株式会社KAFLIXCLOUD(カフリックスクラウド)といいます。レンタカー業界が抱える人手不足や、アナログ対応による業務過多といった悩み解決を目指すレンタカー予約管理システムを提供しています。
日本全国のレンタカー事業者の皆様と向き合いながら、現場の業務負担軽減に関するお悩みにこれからも耳を傾けつづけます。

