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2025-09-25

公開日:2025年9月25日 | 最終更新:2026年7月16日 | 著者:KAFLIX CLOUD株式会社
<関連記事>OTAの仕組みや種類から整理したい方はこちら:OTAとは?レンタカー事業者が知っておきたい集客と販路拡大の基礎知識
海外レンタカーのおすすめサイトは、狙う市場によって変わります。欧米ならBooking.comやExpedia、中華圏はTrip.comやKlook、韓国ならJEJUPASSやCarMoreが有力です。自店のターゲット国に利用者が多いOTAを選び、在庫を一元管理することが、海外からの集客を伸ばす近道になります。
日本を訪れる旅行者は、国内のサービスだけでなく世界規模で使われている海外発のOTAでレンタカーを予約するケースが増えています。海外OTAは旅行者にとって使い慣れた入り口である一方、数が多く「どのサイトに掲載すればいいのか分からない」という声も少なくありません。この記事では、代表的な海外レンタカーOTA10選を国・地域別に整理し、それぞれの特徴・主な提携先・利用者が多い国を、日本のレンタカー事業者の視点で解説します。読み終えるころには、自店のターゲット市場に合ったOTAを絞り込めるようになります。
本題に入る前に、検索でよく調べられている3つの疑問に短く答えておきます。
この記事のよくある3つの疑問
狙う市場で変わります。欧米向けならRentalcars.comを基盤とするBooking.comやExpedia、中華圏・東南アジア向けはTrip.comやAgoda・Klook、韓国向けはJEJUPASSやCarMoreが代表格です。「万能な1サイト」を探すより、自店に来てほしい国の旅行者が使うOTAから選ぶのが近道です。
AgodaはBooking Holdings傘下のOTAです。ホテル予約で高い知名度を持ち、レンタカーはグループのRentalcars.comと連携して提供しています。東南アジアの旅行者から支持が厚く、宿泊とセットで車を押さえる使われ方が目立ちます。
掲載できます。大手チェーンだけでなく、地方や中小規模の店舗と提携を進めるOTAは多く、Trip.comやKKday、gogoout、JEJUPASSなどは地域の事業者との連携に積極的です。掲載後は複数OTAの在庫を一元管理し、ダブルブッキングを防ぐ運用を整えておくと安心です。
海外OTA(オンライン旅行会社)は、世界中の旅行者が航空券・宿泊・レンタカーなどを予約するためのプラットフォームです。グローバルに認知度が高く、旅行者が普段から使い慣れているため、日本のレンタカー事業者にとっては国内だけでは届きにくい層へアプローチできる集客経路になります。
ただし、海外OTAは発祥や得意な市場がそれぞれ異なります。欧米で強いサイト、中華圏で強いサイト、韓国で強いサイトを同じ基準で比べても選びきれません。まずは全体像をつかむために、代表的な10サイトの発祥・強み・利用者が多い国を一覧で見比べてみましょう。
| OTA | 発祥・運営 | 主な強み | 利用者が多い国 |
|---|---|---|---|
| Booking.com / Rentalcars.com | 米・Booking Holdings | 宿泊・航空券・レンタカーを一括予約、世界最大級 | 欧州・北米 |
| Agoda | Booking Holdings傘下 | ホテル予約に強く、Rentalcars経由で車も提供 | 東南アジア |
| KAYAK | 米・2004年創業 | 複数社の料金を一括比較する検索型 | 北米・欧州 |
| Expedia | 米 | 航空券+宿泊+車のダイナミックパッケージ | 米・加・豪・墨 |
| Trip.com | 中国・Ctrip母体 | 中国市場に強く、多言語対応が充実 | 中国・東アジア・東南アジア |
| Klook | 香港発 | 体験予約を軸に展開、アプリと若年層に強み | 香港・台湾・東南アジア・韓国 |
| KKday | 台湾発 | 体験予約中心、日本法人ありでサポートに定評 | 台湾・香港 |
| gogoout | 台湾発・レンタカー専業 | 台湾旅行者に特化、シンプルな予約導線 | 台湾 |
| JEJUPASS | 韓国発 | 日本にCSセンター、通訳サポート体制 | 韓国 |
| CarMore | 韓国発 | 「最安値保証」を打ち出し急成長 | 韓国 |
ここからは、この10サイトを「欧米」「中華圏・東南アジア」「韓国」の3つの市場に分けて、それぞれの特徴を掘り下げていきます。
ヨーロッパや北米の旅行者を取り込みたいなら、世界規模で認知度の高い大手OTAが軸になります。いずれもRentalcars.comを在庫基盤にしているサイトが多く、日本の大手チェーンとの提携実績も豊富です。

Booking.comは世界最大級の旅行予約プラットフォームで、レンタカー在庫は主にグループ傘下のRentalcars.comのシステム経由で提供されています。日本の店舗がBooking.comに掲載されるには、Rentalcars.comを通じて提携を申し込むのが正式なルートです。宿泊・航空券・レンタカーを一括で予約できる利便性から旅行者の支持が厚く、とくにヨーロッパや北米で高い集客が見込めます。
世界的にはHertz・Avis・Enterprise・Sixtといった大手と、日本国内でもトヨタレンタカー・ニッポンレンタカー・オリックスレンタカー・タイムズカーなどの大手チェーンと提携する事例が見られ、幅広い在庫を扱えるのが強みです。利用者が多いのはスペイン・イタリア・フランスといった欧州や、アメリカ・カナダの北米市場です。
<参考記事>Booking.comとは?レンタカー予約も可能な世界的OTAの基本と特徴を解説

KAYAKは2004年の創業以来、AIと機械学習を取り入れた検索エンジンで知られるサイトです。複数のレンタカー事業者や旅行サイトの料金をまとめて検索・比較でき、旅行者は一度に各社の価格を見比べて格安プランを見つけやすいのが特徴です。価格を重視する層に選ばれる傾向があり、北米やヨーロッパでよく使われています。グローバルではRentalcars.com・Expedia・Hertz・Avisなど多様なサイトや会社と、日本でもタイムズカー・ニッポンレンタカー・トヨタレンタカーといった大手チェーンと提携しています。

Expediaはアメリカを拠点とする世界最大級のオンライン旅行会社です。持ち味は「ダイナミックパッケージ」で、航空券・ホテル・レンタカーをまとめて予約できる仕組みを提供しています。一度の検索で複数のサービスを組み合わせられるため、旅行者にとってはコストと時間の節約につながり、個別に予約するより割引が適用されやすい点も選ばれる理由です。グローバルではHertz・Enterprise・Avisなど多様な大手ブランドと、日本ではタイムズカー・ニッポンレンタカー・トヨタレンタカーなどと提携し、幅広い車種を扱っています。アメリカを中心に、カナダ・オーストラリア・メキシコで高いシェアを持ちます。
※ダイナミックパッケージとは、航空券・ホテル・レンタカーなどを組み合わせて一括予約できる仕組みのこと。セット割引が適用されるケースも多く、旅行者はまとめて予約できます。
訪日客の大きな柱である中華圏や東南アジアの旅行者には、この地域で定着しているOTAが効果的です。日本で運転できるのは制度上、香港・台湾の旅行者などに限られるため、実際の集客ターゲットを意識して選ぶことが大切です。中華圏4市場の攻め方は、韓国・台湾・香港・マカオ市場を狙う!レンタカー事業者向けOTA活用の具体策もあわせてご覧ください。

Trip.comは中国最大級のOTA「Ctrip」を母体とするグローバルブランドです。中国市場で大きなシェアを持つCtripが世界展開を進める中でTrip.comブランドを強化し、2019年にグループ社名をTrip.com Group Limitedへ変更しました。中国人旅行者の利用が多く、多言語対応が充実している点が強みで、韓国や東南アジアでも影響力を持ちます。Ctripグループを基盤にHertzやAvisと提携し、日本市場ではトヨタレンタカーやタイムズカーといった大手に加え、中小規模の地方事業者との提携も積極的に進めています。
<参考記事>Trip.comとは?どこの国のOTA?評判とレンタカー集客に強い3つの特徴

AgodaはBooking Holdings傘下に属し、Rentalcars.comと連携してレンタカーを提供しています。ホテル予約で高い知名度を持ちながらレンタカー分野にも対応し、とくに東南アジア市場で強く、宿泊とセットで車を予約するケースが増えています。「ベストプライス保証」や次回予約に使える「Agodaコイン」などの独自プロモーションで、価格に敏感な旅行者層を惹きつけているのも特徴です。グローバルでは主にRentalcars.com経由でHertzやAvisと、日本市場ではトヨタレンタカーやオリックスレンタカーといった大手チェーンと提携しています。
利用者が多いのはタイ・シンガポール・マレーシアなどの東南アジアです。

Klookは香港発の旅行アクティビティ予約で急成長した企業です。体験型サービスやチケット販売を軸にしながらレンタカーにも参入し、アプリの使いやすさと若年層への訴求力が持ち味で、香港や東南アジアを中心に利用が広がっています。柔軟なキャンセルポリシーやリピーター向けの会員制度も特徴です。グローバルではHertz・Avisといった大手ブランドと、日本国内ではオリックスレンタカーや観光地の中小事業者とも提携しており、観光体験とレンタカーを同時に予約できる設計から若年層の集客に向いています。利用が多いのは香港・台湾・シンガポール・東南アジア・韓国です。
<参考記事>香港発レンタカーOTA「Klook」とは?基本概要と3つの特徴を解説!

KKdayは台湾発のOTAで、アクティビティ予約を中心にサービスを広げています。レンタカーも提供しており、台湾・香港市場での認知度が高いのが特徴です。中小規模のレンタカー事業者との提携に強みを持ち、独自の旅行体験を重視する旅行者に支持されています。日本法人があり、日本語での手厚いサポートや、日本人にも馴染みやすいサイト設計に定評があります。台湾・香港を中心に現地の中小事業者と、日本国内では地方観光地の事業者やニッチなサービスを扱う店舗とも提携しています。

gogooutは台湾発のレンタカー予約専用サイトで、台湾旅行者をターゲットにしたサービス展開を行っています。シンプルで分かりやすい予約導線が特徴で、日本を訪れる台湾人旅行者向けのチャネルとして有効です。日本の地方事業者との提携も増えており、とくに沖縄・北海道など台湾人旅行者に人気のエリアでの提携事例が多く、地域密着型の店舗にとって有力な販売チャネルになります。
<参考記事>台湾発レンタカーOTA「gogoout」とは?基本概要と3つの特徴を解説!
韓国からの旅行者を狙うなら、韓国発のレンタカーOTAが欠かせません。日本国内にサポート体制を持つサイトもあり、はじめて韓国市場にアプローチする店舗でも取り組みやすいのが特徴です。

JEJUPASSは韓国発のレンタカーOTAで、韓国市場での集客に欠かせないプラットフォームです。日本にもカスタマーサポート(CS)センターを設けており、トラブルの際に韓国人スタッフの通訳サービスを利用できるサポート体制が強みです。日本では沖縄や北海道の現地事業者と直接提携を進めており、専用のサポート体制があることから現地での信頼感が高く、これから韓国市場を開拓する事業者にとっても取り組みやすいOTAといえます。
<参考記事>韓国市場に強い!レンタカーOTA「JEJUPASS」とは? 導入メリットと活用方法をご紹介

CarMoreは韓国発のレンタカー予約サイトで、「最安値保証」を打ち出しているのが特徴です。韓国国内を中心に急成長しており、日本でのレンタカー利用も伸びる傾向にあります。日本市場ではトヨタレンタカーやオリックスなどの大手チェーンとの提携を増やしつつ、地方事業者との提携事例も広がっています。最安値保証を掲げる性格上、多様な在庫の確保を重視している点も押さえておきたいところです。
<参考記事>CARMOREとは?韓国最大級のレンタカーOTAの特徴と導入メリット

海外OTAは集客の幅を大きく広げてくれますが、複数のサイトを使うほど管理は複雑になります。掲載前に、メリットと注意点を対で押さえておきましょう。
| メリット | 注意点 |
|---|---|
| 国内だけでは届きにくい多様な旅行者にリーチできる | 複数OTA掲載で在庫・予約管理が複雑化し、ダブルブッキングのリスクが増す |
| 特定の国や地域に強いOTAで、現地の旅行者に的を絞ってアプローチできる | 手数料体系がOTAごとに異なり、利益率に影響する |
| 多言語対応やアプリの利便性で、海外の旅行者でも予約導線がスムーズ | 価格競争が激化しやすく、収益を圧迫する恐れがある |
| 大手でなくても掲載できるサイトが多く、販路を広げやすい | キャンセルポリシーやサポート体制が各社で異なり、事前確認が欠かせない |
<参考記事>インバウンド需要に応える!訪日外国人に選ばれるレンタカーサービスとは?

掲載して終わりにせず、成果につなげるために押さえておきたい4つのポイントを整理します。
大手に加え、韓国=JEJUPASS/CarMore、中国=Trip.com、東南アジア=Agoda/Klook、欧米=Booking.com/KAYAK/Expediaのように、狙う市場に強いOTAを組み合わせます。
各OTAの予約を手作業で管理すると、同一車両の重複予約が起きやすくなります。複数OTAの在庫を自動で連携・調整する仕組みを入れ、ダブルブッキングを根本から防ぎます。
手数料率はOTAごとに異なり、利益率に直結します。自社の収益モデルに合うサイトを選び、キャンセル規定が自店のポリシーと整合するかも精査しておきます。
旅行者のレビューは次の予約を左右します。レビュー機能が適切に働くか、トラブル時のサポートが充実しているかを確認し、丁寧な対応でリピーター獲得につなげます。
とくに在庫・予約の一元管理は、掲載するOTAが増えるほど重要になります。予約一覧や在庫カレンダーに複数OTAの予約を集約できる仕組みがあると、手作業の負担を減らしながらダブルブッキングのリスクを抑えられます。エクセル管理から切り替えたい場合は、エクセルから脱却!OTAの予約を取り込めるレンタカー業向けシステム導入のすすめが参考になります。また、受付段階まで含めて省人化したいときは、免許証の読み取りから貸渡しまでを自動化する多言語対応の受付機を組み合わせると、予約から店頭対応までの言語の壁をまとめて下げられます。
<参考記事>【インバウンド対応】レンタカーにおける外国人ドライバー受け入れのポイント
自店に来てほしい旅行者の国・地域を絞り込み、その市場に利用者が多いOTAを候補として洗い出します。
各OTAの提携ルート(Rentalcars.com経由など)や送客手数料、入金サイクルを確認し、OTA向けの料金プランを別建てで用意します。
キャンセル規定・給油ルール・必要書類などの貸渡条件を、予約ページの段階で具体的に記載し、現地での行き違いを防ぎます。
複数OTAの在庫・予約を集約する仕組みでダブルブッキングを防ぎ、レビュー返信や問い合わせ対応の体制まで整えて運用します。
狙う市場で選ぶのが基本です。欧米向けはBooking.com・KAYAK・Expedia、中華圏・東南アジア向けはTrip.com・Agoda・Klook・KKday・gogoout、韓国向けはJEJUPASS・CarMoreが代表的な候補になります。自店のターゲット国に利用者が多いOTAを組み合わせるのが効果的です。
AgodaはBooking Holdings傘下のOTAです。ホテル予約に強く、レンタカーはグループのRentalcars.comと連携して提供しています。東南アジア市場で利用者が多く、宿泊とセットで車を予約する使われ方が目立ちます。
どちらも世界最大級のOTAですが、Booking.comはRentalcars.comを在庫基盤にレンタカーを提供し、欧州・北米で強みを持ちます。Expediaは航空券・ホテル・レンタカーをまとめて予約するダイナミックパッケージが持ち味で、アメリカを中心にカナダ・オーストラリア・メキシコで高いシェアがあります。
OTA経由の予約には送客手数料が発生し、利益率に直接影響します。手数料率はOTAごとに異なるため、自社サイトと同じ料金のままにせず、手数料を織り込んだOTA向けの料金プランを別に用意しておくのが実務的です。入金サイクルもあわせて確認しておきましょう。
複数OTAの在庫を自動で連携・調整する仕組みを導入するのが有効です。予約一覧や在庫カレンダーに各OTAの予約を集約できれば、手作業の管理から生じる重複予約のリスクを根本から抑えられます。掲載するOTAが増えるほど、一元管理の効果は大きくなります。

海外のレンタカーOTAは、海外旅行者の需要を取り込むうえで欠かせないチャネルです。各OTAの強みや提携先、手数料体系を理解し、自社のターゲット市場に合ったサイトを選ぶことが、成功の第一歩になります。欧米ならBooking.comやExpedia、中華圏・東南アジアはTrip.comやAgoda・Klook、韓国はJEJUPASSやCarMoreというように、狙う市場から逆算して組み合わせるとよいでしょう。
複数OTAを使う際は在庫の一元管理で業務効率を上げ、手数料やキャンセル規定を事前に確認しておくことが、利益を守るうえで重要です。丁寧な車両の受け渡しと迅速なトラブル対応を積み重ねれば、高評価のレビューにつながり、リピーター獲得やブランド力の強化も見込めます。この記事を手がかりに、自店に合った海外レンタカーOTAを選び、在庫と価格の戦略を整えて、海外需要の取り込みと収益性の向上につなげてください。
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