

<関連記事>日本と韓国でレンタカーの慣習がどう違うかを先に押さえたい方はこちら:日本と韓国のレンタカー文化の違いとは?韓国人向けサービス展開のポイント
訪日韓国人の集客にレンタカー店舗が使うべきOTAは、韓国発の予約プラットフォームです。2024年の訪日韓国人は882万人で東アジア最大の市場となり、地方への直行便の増加とともにレンタカー需要も伸びています。韓国はジュネーブ条約の加盟国のため、韓国の旅行者は国際運転免許証で日本を運転でき、レンタカー販売の対象として相性のよい層です。
この記事では、韓国の旅行者が実際に使う代表的なOTAを5つ取り上げ、それぞれの特徴を整理します。あわせて、短期旅行が多い韓国市場での売り方や、掲載前に確認しておきたい点も解説します。読み終えるころには、自店の集客にどのOTAが向いているかを判断できるようになります。なお本記事のサービス内容・順序は各社公式サイトで再点検した2026年5月時点の情報です。
本題に入る前に、検索でよく調べられている3つの疑問に短く答えておきます。
この記事のよくある3つの疑問
JEJUPASS・CarMore・MyRealTrip・oki tour・ZZimcarが代表的です。いずれも韓国の旅行者が日常的に利用する予約サイトで、レンタカーや旅行サービスを韓国語で予約できます。日本のレンタカー店舗が訪日韓国人を狙う際の有力な掲載先になります。
運転できます。韓国はジュネーブ条約の加盟国で、韓国で発行された国際運転免許証があれば日本で運転できます(警察庁)。有効なのは日本に上陸した日から最大1年間です(JAF)。
2024年の訪日韓国人は882万人で、国・地域別で最多でした(JNTO)。2025年は訪日客全体が約4,268万人と過去最高を更新しており、韓国市場は引き続き拡大基調にあります。
韓国は、訪日客数で最大かつレンタカーを運転できる市場という二つの条件を満たします。だからこそ、レンタカー店舗が優先して狙う価値があります。
JNTOの発表によると、2024年(確定値)の訪日韓国人は882万人で、国・地域別で最も多い数字でした。訪日客全体も3,687万人と過去最高を記録し、2025年はさらに約4,268万人へと伸びています(JNTO 2025年12月および年間推計値)。LCCの就航拡大や地方空港の路線増便を背景に、東京・大阪といった大都市だけでなく、地方の観光地を巡る旅も増えています。空港から目的地まで自由に動けるレンタカーは、こうした地方周遊との相性がよく、需要の追い風になっています。

ここで押さえておきたいのが運転免許の扱いです。日本でレンタカーを運転できるのは、警察庁が定める要件を満たす旅行者に限られます。韓国はジュネーブ条約の加盟国にあたるため、韓国で発行された国際運転免許証を持つ旅行者は日本で運転できます。つまり韓国市場は、集客の母数が大きいうえに、実際にハンドルを握れる層が分厚いという点で、レンタカー販売の的を絞りやすい市場だといえます。OTA全体の仕組みから整理したい場合は、OTAとは?レンタカー事業者が知っておきたい集客と販路拡大の基礎知識もあわせてご覧ください。
韓国の旅行者が使う代表的なOTAは、次の5サイトです。それぞれ強みが異なるため、自店の所在地や車種構成に合わせて掲載先を選ぶのが現実的です。掲載順は当社が確認した特徴の整理であり、利用者数や売上の優劣を示すものではありません。
JEJUPASSは、レンタカー予約に加えて観光サービスもあわせて扱う韓国発のプラットフォームです。済州島をはじめとした国内レンタカーと海外レンタカーの料金を比較できる仕組みを持ち、海外旅行先の手配にも対応しています。韓国語でのコールサポートを用意している点が、初めて日本で運転する旅行者にとっての安心材料になります。

CarMoreは、複数のレンタカー会社の料金をまとめて比較できる韓国の予約サイトです。同じ車種でも保険条件によって実際の負担額が変わる点を比較画面で示すなど、料金だけでなく補償内容まで見比べやすい設計になっています。韓国国内で広く使われており、累計利用者数も多い大手サービスです。

MyRealTripは、航空券・宿泊・現地ツアー・レンタカーまでを扱う韓国発の総合旅行プラットフォームです。海外レンタカーの専用コーナーを設け、24時間体制のサポートを掲げています。旅行の手配を一つのサービスでまとめたい個人旅行者の利用が多く、レンタカー単体だけでなく旅程全体の中で予約を取り込める点が特徴です。

oki tourは、日本旅行に特化した韓国向けのレンタカー予約サイトです。沖縄を中心に、九州・大阪・名古屋といった地域別のページを展開しており、日本の地方周遊を考える韓国の旅行者に向いています。日本国内のレンタカーに絞って情報を提供しているため、目的地が決まっている旅行者がそのまま予約に進みやすい構成です。

ZZimcarは、世界各地のレンタカー料金を比較して予約できる韓国の予約サイトで、Nature Mobility社が運営しています。日本では札幌・沖縄・福岡・東京・大阪・名古屋・鹿児島といった主要エリアから検索でき、海外レンタカーのカテゴリーで日本の店舗も対象になります。車種単位ではなくクラス単位で扱う設計で、在庫を管理しやすいのも特徴です。

韓国だけでなく台湾・香港・マカオまで含めた東アジア全体の攻め方を体系的に知りたい方は、韓国・台湾・香港・マカオ市場を狙う!レンタカー事業者向けOTA活用の具体策が参考になります。
韓国市場で成果を出すには、掲載するだけでなく、韓国の旅行スタイルに合わせた売り方の工夫が要ります。とくに次の3点が効きます。

韓国の旅行者は2泊3日や3泊4日といった短期の日程を好む傾向があります。そのため、こうした滞在日数に合わせたレンタカープランを用意しておくと予約につながりやすくなります。日数固定のセットプランや、週末発の短期向け料金を設けるなど、旅程の実態に寄せた設計が有効です。長期前提の料金しかないと、短期で動く層を取りこぼしかねません。日数ごとの料金を分かりやすく示すことが、比較サイト上での選ばれやすさに直結します。
韓国の旅行者は口コミやレビューを重視するため、OTA上の評価が次の予約を大きく左右します。レビューを投稿してくれた利用者に割引クーポンや小さな特典を用意するなど、評価が自然に集まる流れをつくっておくとよいでしょう。投稿された口コミにはこまめに返信し、指摘された点を運用に反映する姿勢を見せることも、評価の安定につながります。良い評価が積み上がるほど、広告費をかけずに新しい予約を呼び込みやすくなります。地道ですが、韓国市場では効果の大きい一手です。
韓国の旅行者は手厚い補償を好む傾向があるため、フルカバー型の保険を分かりやすく案内すると安心感につながります。日本では高速道路の利用が多いため、ETCカードの貸し出しを用意しておくと現地での戸惑いを減らせます。家族連れにはチャイルドシートの事前予約を促すなど、必要なオプションを予約段階で選べるようにしておくことが大切です。こうした準備は、日本と韓国でレンタカーの慣習が違う点とも関わります。詳しくは日本と韓国のレンタカー文化の違いとは?で整理しています。海外観光客へのアプローチ全体は海外観光客にアプローチするレンタカー販売術も参考になります。
メリットの一方で、掲載前に理解しておきたいポイントもあります。運用設計の段階で次の3点を確認しておきましょう。
OTA経由の予約には送客手数料がかかるのが一般的です。手数料を考えずに自社サイトと同じ料金を設定すると、予約が増えても手元に残る利益が薄くなってしまいます。事前に手数料率と入金サイクルを確認し、OTA向けの料金プランを別建てで用意しておくのが実務的です。繁忙期と閑散期で料金を調整できるようにしておくと、稼働率と収益のバランスを取りやすくなります。掲載前に、想定予約件数と手数料を掛け合わせた簡単な収支の見積もりを作っておくと、判断を誤りにくくなります。
予約が韓国語で入っても、店頭での受付やチェックインでつまずいては集客の効果が薄れます。免許証の確認、貸渡条件の説明、給油ルールの案内といった対応は、言語の壁が出やすい場面です。受付で確認する項目をチェックリスト化し、多言語で掲示しておくと、スタッフが代わっても対応の質を保てます。受付やチェックインの段階まで含めて省人化したい場合は、免許証の読み取りから貸渡しまでを自動化する多言語対応の受付機を組み合わせると、予約から店頭対応までの言語の壁をまとめて下げられます。
OTAは新規顧客との出会いに強い一方、手数料の負担が残ります。そのため、新規の入り口としてOTAを使い、リピーターは自社サイトへ誘導するといった役割分担を最初に決めておくと、利益と集客の両立がしやすくなります。OTAでの予約時に自社の連絡先や次回向けの案内をさりげなく伝えておけば、二度目以降の予約を直接受けやすくなります。OTAと公式サイトのどちらかに偏るのではなく、組み合わせて使う前提で設計するのが現実的です。韓国にとどまらず東アジア全体への展開も視野に入れておくと、季節の波を平準化しやすくなります。
訪日韓国人は2024年に882万人と国・地域別で最多になり、地方周遊の広がりとともにレンタカー需要も伸びています。韓国はジュネーブ条約の加盟国で旅行者が日本で運転できるため、レンタカー店舗にとって的を絞りやすい市場です。JEJUPASS・CarMore・MyRealTrip・oki tour・ZZimcarといった韓国発のOTAは、その入り口として検討する価値があります。

大切なのは、掲載そのものよりも掲載後の運用です。短期旅行に合わせたプラン設計、口コミを集める仕組み、補償やETCなどのオプション整備、そして手数料を踏まえた料金設計を地道に整えることが、成果を左右します。まずは自店の所在地や車種に合うOTAを一つ選び、小さく始めて手応えを確かめるところからで構いません。韓国市場を起点に、台湾・香港・マカオを含む東アジア全体へと広げていけば、季節の波に左右されにくい集客の土台を築けます。
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本記事は公開時点で確認できた情報をもとに作成しています。各OTAのサービス内容・手数料・掲載条件や、訪日・運転免許に関する制度は変更される場合があるため、実際のお申し込み前に各公式ページで最新情報をご確認ください。KAFLIX CLOUDは、レンタカーの受付業務の自動化(受付機)や予約・車両管理の効率化を通じて、店舗の省人化と海外集客の運用を支援しています。