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やさしく解説!レンタカーの予約・在庫管理を変えるAPIの基本と活用例【図解付き】

2025.7.16
やさしく解説!レンタカーの予約・在庫管理を変えるAPIの基本と活用例【図解付き】

APIって聞くけどピンとこないあなたへ

「複数のOTAから予約が入るたび、在庫を手で調整してヒヤヒヤ…」
「転記ミスで当日の在庫が確保できずお客様に謝罪することになった…」

――こんな経験はありませんか? 

実はこれらの課題は、API(エーピーアイ)を使ったシステム連携でほぼ解消できます。

「API」は難しい専門技術のように聞こえます。
しかし、今回紹介するレンタカー業務で活用されているAPIは、「レンタカー用の店舗システムと別システムを安全に橋渡しする配達員」のようなもの。

そこで今回の記事では、レンタカー業務におけるAPIの基本と活用例、業務効率化の切り札になる理由と、導入後の効果を紹介します。

「OTAからの予約の管理が手入力で難航している」
「予約情報の転記ミスが発生している」

という課題をお持ちのレンタカー店舗の方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

※この記事にはプロモーションが含まれています。

やさしく解説!APIの基本

やさしく解説!APIの基本
やさしく解説!APIの基本

レンタカー業務で活用されるAPIの役割とは?

API(Application Programming Interface)は、異なるソフトウェアをつなぐインターフェース。レンタカー業務においては、予約と在庫の管理を行う店舗システムOTA間の情報を共有し合うための「橋渡し役」に例えると分かりやすいでしょう。

ちなみに、API連携の目的としては以下の2点が挙げられます。

  • 異なるシステム同士を連携させる
  • システムの機能を拡張させる

仕組みをかんたんに説明

OTAとシステムがAPIで会話しているイメージ図
  • リクエスト(注文):OTAから「在庫を教えて」と依頼
  • レスポンス(返事):店舗システムが「在庫は5台」と回答

この質疑応答を取り次ぐ橋渡し役がAPIです。

厳密にいえば、APIには複数の種類が存在します。
今回の記事ではOTAと店舗システムをつなぐAPIを「かんたんに」紹介しているため、より詳しい知識を深めたい場合は以下に紹介している記事を参考にしてみてください。

参考:【API連携とは?】API連携のメリット・デメリットや具体例は?

レンタカー業務でのAPI活用シーン

手入力作業をなくしたいなら、レンタカー向けのシステム導入がおすすめ

レンタカー業務におけるAPI活用の最大のメリットは在庫・料金の自動同期です。

APIが複数のレンタカー予約システム(OTAなどの予約チャネル)と常時通信し、1台売れるたびに残台数を即時反映するため、ダブルブッキングを削減することができます。

また、店舗システムとAPI連携できるのは、OTAだけではなく自社ホームページなどでも可能です。

複数の予約システムから入った予約情報や変更情報をシステムの管理画面で一元管理できるのも大きなメリットです。

  • 複数OTAと在庫・料金をリアルタイム連携
  • 自社ホームページとも連携可能
  • 連携済みの複数予約システムからの予約情報を集約
  • 予約変更・キャンセル情報も即時反映

※API活用シーンや機能は、各システムによって異なる場合があります。
※また、店舗システムによってはAPI連携ができない仕様のものもあります。

複数OTAと在庫・料金を連携

複数OTAとの在庫をリアルタイムでそろえることで、ダブルブッキングを削減。APIが複数の予約チャネルと常時通信し、1台売れるたびに残台数を即時反映します。

これまで各OTAの管理画面上で在庫を調整する必要がありましたが、API連携により在庫が自動的に各OTAの予約画面に反映されるようになりました。

また、各OTAの管理画面で設定していた販売料金も、1つのシステム管理画面上で設定できるようになります。

自社ホームページとも連携が可能

自社ホームページを運用している場合、これまでフォームからメールを受け取る形式だったホームページからの予約受付も、効率化できます。

自社ホームページと店舗システムをAPI連携させることで、ホームページの予約フローから入った予約が、店舗システムへ直接反映されます。

もちろん連携済みのOTA同様に、システム上の在庫数と料金も連携させることができます。

連携済みの複数の予約システムからの予約情報を集約

OTAや自社ホームページから入った予約情報を一元管理でき、転記作業を削減。
すべての予約情報が自動で1つの店舗システムの管理画面へ集約され、これまで時間がかかっていた各予約システム上での確認作業や予約情報の転記作業から解放されます。

予約変更・キャンセル情報も即時反映

レンタカー利用客がOTAで日程変更やキャンセルを確定した瞬間に、その情報が店舗システムに自動送信され、日程の変更やキャンセル情報が即時反映されます。

毎日のように行う必要があった各OTAでの予約情報の変更やキャンセル情報の確認も不要となり、変更情報の転記作業も大幅に削減されます。

<参考記事>
もう手入力はいらない!REbornでレンタカーOTAの予約管理がぐっとラクになる

やさしく理解するAPIの安全性

やさしく理解するAPIの安全性

APIにも鍵があり、「知っている相手」としか通信ができないようになっています。
やり取りは https:// で暗号化され、第三者が内容を盗み見ても解読できない仕組みとなっており、レート制限という仕組みで短時間に大量アクセスする攻撃を遮断します。

  • 合言葉(APIキー)+トークンで「知っている相手」とだけ通信
    APIキー+トークンで「誰が」「どの範囲まで」アクセスできるかを判定します。鍵を知らない第三者はリクエストを送っても拒否されます。
  • URLが「https://」で始まれば通信は暗号化
    通信内容が暗号化されるので、仮に途中で盗み見られても中身を解読されにくい構造です。
  • レート制限でアクセス回数を制限し不正連打をブロック
    1秒間や1分間に許容するリクエスト数を制限し、不正な連打と大量アクセス攻撃を弾きます。

上記のように三重の仕組みで安全性を確保していることから、誰でも簡単にシステム上の情報を引き出せるわけではありません。

APIの安全性についてもっと詳しく知りたい場合は以下を参考にしてください。

参考:APIとセキュリティ

API連携で得られる3つの効果

レンタカーシステム導入のメリット

API連携を導入すると、主に2つのメリットがあります。
1つは複数OTAの在庫・料金をリアルタイムで同期しダブルブッキングを防ぐこと。

もう1つは、予約データが自動転送され、手入力とそれに伴うヒューマンエラーを大幅に削減できることです。

また、予約・在庫管理業務を自動化することにより、担当者ごとのスキル差に左右されない均一な運用体制を築けることも大きな特徴です。

API連携で得られる効果

  • 予約管理の手間が激減し、本来業務に集中できる
  • 転記ミスがゼロ→クレーム減・顧客満足度アップ
  • 業務の属人化を防ぎ、業務品質を一定に保つことができる

上記のように、API連携によってレンタカー業務の効率化だけではなく、スタッフのストレス軽減や顧客満足度のアップが期待でき、店舗運用の安定化にもつながります。

<参考記事>
もう手入力はいらない!REbornでレンタカーOTAの予約管理がぐっとラクになる

まとめ:APIでレンタカー業務を効率化しよう!

レンタカー業界がクラウド型システムを選ぶ理由

APIは「システム間の橋渡し役」と「安全の門番」を兼ね備え、在庫同期や予約一元化でダブルブッキングと転記ミスを同時に解消します。

結果としてスタッフは接客や新サービス開発に時間を振り向けられ、顧客満足度と売上の両方が向上。
まずは課題の洗い出し→導入事例の確認→専門家への相談という3ステップで、自店に最適な運用方法をイメージしていきましょう。

そもそもAPI連携は、店舗システムがあってこそ効果を発揮します。もしレンタカー用の店舗システムの導入がまだの場合は、「システム導入」を検討するところから始めると良いかもしれません。

専門家への相談先に迷われた際は、この記事を公開している株式会社 KAFLIX CLOUD(カフリックスクラウド) までお気軽にご連絡ください。

当社はレンタカー向け店舗システムを開発し、予約・在庫管理をはじめとする業務課題の解決をサポートいたします。

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レンタカー業務を効率化し利益最大化をサポート

今日から始めるアクション

ステップ1:自社の課題を洗い出してみましょう。
ステップ2:「導入事例」をチェックして具体的な効果をリサーチ。
ステップ3:専門家へ店舗の課題をご相談。

<参考記事>
【DX導入事例】レンタカー店舗の規模が大きくなってきたら読む記事

今回の記事を参考にして、レンタカー業務における予約・在庫管理を改善するための一歩を踏み出しましょう。

弊社について

株式会社KAFLIX CLOUD

株式会社KAFLIXCLOUD(カフリックスクラウド)といいます。レンタカー業界が抱える人手不足や、アナログ対応による業務過多といった悩み解決を目指すレンタカー予約管理システムを提供しています。
日本全国のレンタカー事業者の皆様と向き合いながら、現場の業務負担軽減に関するお悩みにこれからも耳を傾けつづけます。

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