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「Okinawa Startup Program2023」のデモデイに参加

メデイア掲載
2023.2.25

株式会社KAFLIX CLOUDは「Okinawa Startup Program」沖縄県恩納村の沖縄科学技術大学院大学(OIST)で開催された「Okinawa Startup Program」のデモデイに参加しました。

OTA(オンライン旅行代理店)から予約する場合、ホテルは部屋の種類やサイズまで指定できる、航空機に至っては自分の座る席まで指定できる。しかし、レンタカーに限っては、サイズは指定できても車種までを指定することは難しい。ホテルや航空会社は、OTA ⇄ GDS(Global Distribution System)⇄ サイトコントローラーや在庫管理・予約管理システムと接続しているのに対し、レンタカー会社の多くでは、GDS に相当する部分がなく、人的にメールなどから自社システムへ転機する手順が取られているためだ。

KAFLIX CLOUD はレンタカー会社向けの GDS を開発し、レンタカー業界の DX の加速を目論む。業界の人手不足解消を目指す観点から、店舗での予約確認・本人確認から車両貸出までの一連の受付作業を自動化できるキオスクも開発する。また、将来的には、車のキーが無くてもスマートフォン操作で車を開錠できるキーレス運用、OBD デバイスを使ったビッグデータ収集、車リターン時の確認を自動化するカースキャニングなどへの進出も計画している。同社は昨年、リゾテックエキスポで展示部門のグランプリを獲得した。

「Okinawa Startup Program」とは
琉球銀行(東証:8399)、沖縄タイムス、沖縄セルラー(東証:9436)、沖縄電力(東証:9511)、日本トランスオーシャン航空(JTA)、大同火災、JTB 沖縄、琉球放送(RBC)の8社は25日、沖縄県恩納村の沖縄科学技術大学院大学(OIST)で「Okinawa Startup Program」のデモデイを開催した。このプログラムは7年前に琉球銀行が単独で運営を開始、2回目からは主催者に沖縄タイムスが、その後、沖縄セルラー、沖縄電力、JTA、大同火災、JTB 沖縄、RBC が加わった。

このプログラムには例年、沖縄県内外はもとより、近接する台湾から日本市場進出を試みるスタートアップが参加してきた。参加スタートアップのソーシングにあたっては、STARTUP Lab Lagoon、FROGS、アントレプレナーシップラボ沖縄の各起業家支援機関に加え、台湾政府の工業技術研究院(ITRI)傘下のスタートアップ支援組織「Taiwan Tech Arena(TTA)」が協力している。

Okinawa Startup Program の過去のプログラムに採択されたスタートアップ60社(前バッチまで)のうち、人材管理クラウド開発のサイダス、ソーシャル EC プラットフォーム「temite(テミテ)」を運営する EC-GAIN、貨物車両と荷主をつなぐマッチングプラットフォーム「PickGo(ピックゴー)」を運営する CBcloud、沖縄発の運転代行マッチングプラットフォーム「AIRCLE(エアクル)」を運営する Alpaca.Lab は、琉球銀行の「BOR ベンチャーファンド」から、それぞれ資金調達している。

また、これまでに採択されたスタートアップでは、マッシグラが沖縄タイムスと共同出資でマッシグラ沖縄タイムスを設立し、沖縄県下5ヶ所でシェアオフィス/コワーキングスペース「howlive」を展開している。幹細胞の大量培養技術を使った再生医療スタートアップのフルステム、前出の CBcloud は沖縄タイムスを含む複数の企業から資金調達に成功した。沖縄ツーリスト(OTS)からスピンオフした OTS MICE MANAGEMENT は、琉球放送と資本業務提携した。

なお、琉球銀行は2018年に2億円規模で「BOR ベンチャーファンド」の1号ファンドを組成していたが、スタートアップ9社への出資を行い、このファンドからの出資が完了したことを受けて、一昨日、2号ファンドの組成を発表した。ファンドの規模は1号の時と同じく2億円。チケットサイズや出資先社数も変わらずで、出資先の一部は Okinawa Startup Program の採択チームが選ばれると見られる。沖縄のスタートアップエコシステムをめぐっては、昨年末、沖縄県内外の45団体がコンソーシアムを立ち上げている。

「Okinawa Startup Program」がデモデイを開催、蝶豆ビジネスからレンタカーのGDSまで県内外の10社が参加
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